海外のクライアントへの新製品展開やマーケット調査。
海外勤務で度胸・対応力・語学力がついた。
K-I Chemical Europe SA/NVWさん
2015年入社
国立大学大学院 工学研究科 化学バイオ工学科 卒業
PROFILE静岡県焼津市出身。2015年に入社、研究開発部に配属。入社4年後の2019年9月に工学博士を取得、そしてグループの関連会社であるK-I Chemical Europe SA/NVへ出向のため妻と共にベルギーへ。子どもも産まれ、現在は家族3人で暮らしている。 |
研究開発部での研究職から、ベルギー勤務へ
もともとは研究開発部で、クライアントから依頼された新しい化合物の新製品をつくる際のプロセス設計を行なっていました。 クライアントと議論し、どのような製品にするか、どのようにつくるかなど製造法の立ち上げをしていました。 光塩素化技術がイハラニッケイのメインの仕事ではありますが、それ以外の新技術をどんな形でイハラニッケイに取り入れるかが当時の課題でした。 2018年の年末、ベルギーに出向していた方が退社することになり、その後任としてどうかという打診をもらいました。 海外での仕事を経験したかったし、チャンスがあればと思っていましたが、まさか実現するとは思わなかったです。 |
ヨーロッパ等、海外のクライアントに製品紹介
ベルギーでは、ヨーロッパ等、海外のクライアントにイハラニッケイの既製品の販売の案内をしています。
また、研究者としてのバックグラウンドを活かし、マーケット調査を行い、新しいビジネスチャンスを模索しています。
欧州では農薬事業に着目しているので、農薬メーカーから情報をもらい、その情報をもとに、イハラニッケイで何ができるかを考え、落とし込む作業を行っています。
現地の商社の人、パテントのチェックや新しい専門ニュースなどの情報調査も行っています。
既存のクライアントも新しいものをと考えているので、できるだけ早い段階から検討していただけるように、話の場に混ぜてもらっています。
イハラニッケイだったらこんな原料を出せますよ、といった形で提案しています。
技術職のスキルを活かしながら、営業の仕事をしている感じですね。
海外勤務ならではの語学の壁。会社がサポートしてくれた
語学堪能だから海外勤務になったのではと思われるかもしれませんが、それほど英語が得意なわけでもなく、留学の経験もありませんでした。 心配ではありましたが、ゆくゆくは海外のクライアントと話をできればという思いが入社当初からあったので、会社の福利厚生を利用して週1~2回、語学教室に通っていました。 半額補助が出るのが、ありがたかったですね。 出向が決まってからは仕事帰りに週5回、語学教室に通いました。 当時はドクター論文も同時進行だったので、かなり大変ではありましたが今では良い思い出です。 |
言葉も文化も違うし、営業も未経験。今では度胸がついた
仕事もずっと研究職だったので、出向や営業経験もなく、前任者もいないので相談相手もいない状態の中、海外で慣れない言語を使って仕事をしなければならないのは本当に大変です。 ベルギーはフランス語かオランダ語なので英語も通じにくく、特に田舎だと英語は通じなかったため、フランス語とドイツ語を独学で勉強しています。今は、ようやくフランス語が少しわかるくらいです。単語で話す形でなんとかなっています。 やはり日本とは文化も考え方も違うので度胸がついたと思っています。 |
外から見たイハラニッケイの今後の可能性を模索中
現在勤務しているK-I Chemical Europe SA/NVは、イハラニッケイとは違う会社になるため、イハラニッケイを第三者的な視点で見ることができます。
経営や数字の見方が今まで見てきた視点とは全く異なり、ビジネスを円滑に進めるにはどうしたらいいかなど、企業に対する見方や考え方が変わりました。そういった面での自分自身の成長は大きなものだと思います。
また、新しい製品をヨーロッパのクライアントとコラボレーションして開発できるか判断するのも私の責務だと思っています。
新規の顧客を開拓していきたいです。
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